18世紀末の女性の教養書               全木版 一部多色木版 全和紙 和書 和とじ 日本

     ここで紹介するの日本の江戸時代の上流家庭の教養書で、かなりのベストセラーだったようです。洋書との違いが少しおわかりいただけるとおもいます。この本は洋書と異なり本文の各ページの紙には表しか刷られていません。それを二つ折りにして2ページにしています。礼儀、習慣、家事、女性が知るべき教養が書いてあります。


↓彩色木版


↓和とじ の表紙 左側でとじてあります


↓挿絵の一部   古今集の六歌仙の内の二人の絵と和歌です。 左は小野小町 はなのいろは うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに 右側 喜撰法師 わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはいふなりーーとありますが、べつに鹿が住んでいるわけではありません。それでは しかぞすむ というのは、どのような意味でしょうか。